冷たいものが染みる時とは?

blog冷たいものが染みる時とは?

2023.10.25

 

 

兵庫県川西市久代4丁目2−10

芳野博

https://www.yoshino-dc.info/doctor.html

 

 

 

こんにちは、よしの歯科クリニック院長の芳野です。

皆さんは冷たいものが染みたことはありますか?

 

 

これからの時期、水がどんどん冷たくなりますのでひょっとすると染みることが増えるかもしれません。

今回は冷たいものが染みる症状の種類を解説しようと思います。

 

①むし歯

歯が染みる場合、真っ先に心配するのはむし歯かと思います。

むし歯は歯の表面がむし歯菌の酸によって溶かされ、穴が開いている状態です。むし歯の穴が歯の内部の象牙質という部分に達すると、象牙質は神経の端っこが直接露出しているので、そこに冷たいものや風が当たると染みるようになります。

治療としてはむし歯を除去し、穴を材料で塞げば刺激が象牙質に伝わらなくなるので、染みることはなくなります。

なお、穴を塞いだ材料が劣化して剥がれたり、材料の下が再度むし歯になったりすると再び染みるようになります。その際は再治療が必要です。

 

②知覚過敏

冷たい水を飲んだ時、ほっぺた側が全体的に染みて飲みづらい、というような症状は知覚過敏の可能性があります。

知覚過敏は、むし歯と同様に歯の内部の象牙質が刺激を受けて染みている状態ですが、象牙質が露出した原因はむし歯ではありません。

例えば強い圧でのブラッシングや、歯ぎしりの力が原因で歯が削れるケースが多いです。

そのほかにもホワイトニングの副作用や、歯石を除去したことにより一時的な知覚過敏が起こることがあります。

 

このように、歯が染みる原因は多岐に渡っており、

治療のためには歯科医院での精密な検査による原因の特定が必要です。

異常を感じた際はなるべく早めにご相談いただければと思います。

 

 

兵庫県川西市久代4丁目2−10

芳野博

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