高齢になると増えるお口の変化

blog高齢になると増えるお口の変化

2026.02.26

よしの歯科クリニックです🦷

今回は当院にご来院の患者様からもご質問の多い「高齢になると増えるお口の変化」についてお伝えします😊

 

 

年齢を重ねると、体だけでなくお口の中にもさまざまな変化が起こります。

「年だから仕方ない」と思われがちですが、実は適切なケアや治療によって予防・改善できることも少なくありません。

今回は、高齢になると増えやすいお口の変化についてご紹介します。

1.唾液が減る(ドライマウス)

年齢とともに唾液の分泌量は減少しやすくなります。

さらに、お薬の影響や全身疾患によっても唾液が減ることがあります。

唾液には、

・お口の中を洗い流す

・むし歯や歯周病を防ぐ

・飲み込みを助ける

・細菌の増殖を抑える

といった大切な働きがあります。

唾液が減ると、むし歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、口臭や誤嚥性肺炎のリスクも上がります。

「口が乾く」「パンが飲み込みにくい」と感じたら、注意が必要です。

 

2.歯ぐきが下がる(歯肉退縮)

加齢や歯周病の影響で、歯ぐきが徐々に下がることがあります。

すると、本来歯ぐきに守られていた“歯の根元”が露出します。

歯の根元はむし歯になりやすく、「根面う蝕(こんめんうしょく)」と呼ばれるむし歯が増えるのが高齢者の特徴です。

見た目では気づきにくく、進行も早いため、定期的なチェックがとても重要です。

 

3.噛む力が弱くなる

加齢により、噛むための筋力(咀嚼筋)は徐々に低下します。

また、歯の本数が減ることで噛む力のバランスも崩れやすくなります。

噛みにくくなると、

・柔らかいものばかり食べる

・栄養が偏る

・さらに筋力が低下する

という悪循環に陥ることもあります。

しっかり噛める状態を維持することは、全身の健康維持にもつながります。

 

4.飲み込みづらくなる(嚥下機能の低下)

年齢とともに飲み込む力も弱くなります。

これを「嚥下機能の低下」といいます。

むせやすい、食事に時間がかかる、水分でむせるなどの症状は要注意です。

進行すると、食べ物や唾液が気道に入る「誤嚥」が起こりやすくなります。

誤嚥性肺炎は高齢者に多い病気の一つです。

お口の清潔を保つことは、肺炎予防にもつながります。

 

5.歯周病の進行

歯周病は自覚症状が少ないまま進行する病気です。

高齢になると免疫力の低下やセルフケアの難しさから、歯周病が悪化しやすくなります。

歯周病は歯を失う原因になるだけでなく、糖尿病や心疾患など全身の病気とも関係があることが分かっています。

「年だから仕方ない」ではありません

確かに、加齢による変化を完全に止めることはできません。

しかし、

・定期的な歯科検診

・専門的なクリーニング

・自分に合ったセルフケア指導

・必要に応じた治療

によって、多くのトラブルは予防・管理することができます。

特に高齢の方は「痛くないから大丈夫」と受診を控えがちですが、痛みが出た時にはすでに進行しているケースも少なくありません。

お口の健康は、人生の質を守ること

「食べる」「話す」「笑う」

これらはすべてお口の機能と深く関わっています。

お口の健康を守ることは、

✨食事を楽しむこと

✨家族との会話を楽しむこと

✨自分らしく生活すること

につながります。

いくつになっても、自分の歯でしっかり噛めることは大きな喜びです。

年齢を重ねた今だからこそ、

お口の健康を見直してみませんか?

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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