blog歯の痛みの種類とその症状
2023.12.20
兵庫県川西市久代4丁目2−10 芳野博 https://www.yoshino-dc.info/doctor.htmlこんにちは、よしの歯科クリニックです。 一言で歯が痛い!といってもさまざまな種類があります。 実は痛みの程度や種類によって、歯の痛みの種類は変わってくるのです。 今回は歯の痛みの種類と症状の関係についてご説明します。 歯が原因の痛みの種類としては、一般的に次のようなものが挙げられます。 ・自発痛(何もしなくても痛い) ・冷水痛(冷たい食べ物、飲み物、風がしみる) ・温水痛(温かい食べ物、飲み物がしみる) ・咬合時痛(噛んだときに響く、痛む) 虫歯の進行に伴って、 冷水痛→冷・温水痛→自発痛→咬合時痛というように症状が変化していきます。 それでは細かくみていきましょう。 まず虫歯で歯の表面に穴が空いていくと、じきに歯の内部の象牙質という組織に達します。 象牙質は、さらに内部の歯髄(歯の最深部にある神経)から細い神経の枝が伸びているため、 冷たい水がしみるようになります。 この段階であれば虫歯を詰める処置だけで対処可能です。 そこからさらに虫歯が深くなっていくと歯髄に直接刺激が届くようになり、温かいものまでしみ始めます。 そしてついに歯髄まで虫歯が達してしまうと、菌が直接神経を攻撃し始めるので、 激しい自発痛が起こります。 この段階までくると神経を取る処置が必要になります。 大体の患者さんはこれまでの症状で受診されますが、万が一痛みが無くなるまで我慢したり、 様々な影響により神経が死んでしまったものを放置したりすると、今度は咬合時痛が起こります。 これは死んで腐敗した神経から膿などの感染物がうみだされ、 それが歯の根っこの先に溜まって炎症を起こすために引き起こされます。 この状態ですと、繰り返し神経の部分を洗浄するような処置が必要で、難治性の場合もあります。
このように虫歯の進行に伴って痛みも大きく、必要な治療も大袈裟になっていることがわかります。 歯の痛みを覚えたら早めにご相談ください。 また、治療の際我々が痛みについて伺った時はできるだけ詳しく教えていただけると幸いです。 ご質問等ございましたら当院スタッフにお気軽にお声掛けください。 兵庫県川西市久代4丁目2−10 芳野博 https://www.yoshino-dc.info/doctor.html