歯周病治療

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perio歯周病治療・メンテナンスについて

歯周病ってどんな病気?

歯周病は歯を失う原因の第一位!

歯周病では「歯ぐきが腫れる」「歯ぐきから血が出る」などの症状がよくクローズアップされることから、“歯周病=歯ぐきの病気”と思われている方も少なくないようです。しかし歯周病が本当におそろしいのは、その炎症が歯ぐきの中だけにとどまらず、やがてその奥にある歯槽骨(しそうこつ)にまで広がり、骨を破壊してしまうことにあります。歯槽骨は私たちの歯を支える重要な骨であり、歯周病によって歯槽骨が破壊されると、最終的には歯を失うことになってしまいます。

歯周病は歯を失う原因の第一位!

実際に歯周病は歯を失う原因で最も多くの割合を占めており、とくに中高年以降で抜歯した人の半数以上は歯周病によって歯を失っています。生涯に1本でも多く自分の歯を残すためには、まず「歯周病にならないこと」、そしてもし歯周病にかかっても「早期発見・早期治療に努めること」が肝心です。

気になる口臭も歯周病が原因?

気になる口臭も歯周病が原因?

口臭には生きている人であれば誰もが持つ「生理的口臭」と、何らかの病気が原因で口臭が生じる「病的口臭」の2つのタイプがあります。このうち病的口臭は周囲の人が不快に感じるほど強い口臭を放つのが特徴ですが、その原因の多くが歯周病によるものです。

歯周病の原因菌は、お口の中で“硫化水素”や“メチルメルカプタン”などの刺激臭を作り出します。これらはそれぞれ「卵が腐ったニオイ」「生ごみのニオイ」と表現されるほどニオイが強く、不快な口臭の原因になってしまいます。

歯周病は“生活習慣病”という側面も

歯周病は“生活習慣病”という側面も

歯周病は口内に住みついた歯周病菌の感染で引き起こされますが、一方で病気の発症には普段の生活習慣も深く関わっています。たとえば睡眠不足やストレスの蓄積、栄養の偏った食事などは体の免疫力を低下させ、歯周病菌に感染しやすい口内環境を作りあげてしまいます。

また喫煙はタバコに含まれる有害物質が歯ぐきの抵抗力や修復能力を低下させ、歯周病の発症リスクを高めていきます。したがって歯周病の予防や改善では歯磨きなどのセルフケアにくわえ、歯周病の発症や悪化につながる生活習慣を改めることも大切です。

当院の歯周病治療

歯周病検査
レントゲン検査

お口全体が写るレントゲン(パノラマレントゲン)を撮影し、骨の吸収具合やその他の病気の有無などを確認していきます。

歯周ポケット検査

歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間には「歯周ポケット」と呼ばれる深い溝が形成されます。この歯周ポケットの深さを測定すると、歯周病の進行具合がわかります。

動揺度検査

ピンセットを使って、歯の揺れ具合(動揺度)を調べていきます。揺れの度合いが大きいほど、歯周病がより進行していることを示します。

歯周基本治療

歯周病の治療では、すべてのケースで以下の歯周基本治療をおこないます。

プラークコントロール(お口のクリーニング/ブラッシング指導)

歯周病の基本治療では、歯周病菌のすみかとなる“プラーク”を可能な限り取り除く「プラークコントロール」を最初におこなっていきます。クリニックでは専用の機械を使ってプラークを徹底的に除去するほか、プラークを効率よく落とすブラッシング法や、歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方などを指導していきます。

スケーリング

口内にプラークが長く放置されると、唾液の成分によって石のように硬い「歯石」へと変化します。スケーリングでは歯の表面(歯ぐきより上)に付着した歯石を、専用の機器を使って落としていきます。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

歯周ポケット内(歯ぐきより下)に付着した歯石や感染物資を、「キュレット」という器具を使って丁寧に取り除いていきます。

歯周外科治療

歯周基本治療で改善がみられなかった部位については、次の歯周外科治療をおこなう場合があります。

フラップ手術

歯ぐきの一部を切開し、歯周ポケット内を肉眼で確認しながら歯石や感染物質を除去します。歯周ポケットが深く、通常の処置(SRP)では器具が届かない部位に対しておこないます。

根面被覆術

歯周病によって歯ぐきが痩せてしまい、歯根の一部が露出してしまった部位に対し、歯ぐきを元の状態に戻す処置をおこないます。

エムドゲイン法

歯周病で大きく骨が失われた部位に「エムドゲイン」という薬剤を塗布し、新たな骨の再生をうながします。

リグロス

リグロスは国内で開発された骨を再生させる新たな薬剤です。この薬剤を骨がなくなった部位に塗布し、新たな骨を再生していきます。

メンテナンス

メンテナンス

歯周病は再発しやすいため、治療後も徹底した維持と管理(メンテナンス)が欠かせません。ご家庭でのセルフケアはもちろんのこと、定期的な通院を継続しながら歯周病の再発や新たな発症を防いでいきましょう。